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レッスン 1:主語と述語のラブラブ関係
さて、スリーステップ法で英語を学び始めた皆さんは、学習の第一ステップとは、英語ネイティブを「マネる」ことであることを、既にご存知のことと思います。言語習得というのは、とにかく「マネ」て、「ミに付ける」こと。裏返しにすれば、頭にある、母国語の「日本語」から決して英語に訳すことをしないということです。
なぜこの原則が大切かと言いますと、日本語と英語の言葉のシステムが違うからです。日本語には日本語のシステムがあり、英語には英語のシステムがあります。ネイティブと同じように、英語を書き、流暢に話すためには、自分の脳に英語のシステムを入れることが必要です。
例えば、電車で、「間も無く京都です」というアナウンスを聞いて、「間も無く」は、”soon”、「京都」は”Kyoto”、「です」は、”is” にして、”Soon Kyoto is.” あるいは、英語には主語が必要だから “Soon it is Kyoto.” にしようと言っても英語にはなりません。
また、「みくに国際学園」は越後湯沢という町にありますが、この町は、川端康成の「雪国」という小説で有名です。冒頭の言葉、「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」という言葉は、翻訳家をすこぶる悩ませた文章で有名です。著名な翻訳家サイデンスティッカーは、この文章にぶつかって、まず、一体全体、これは誰があるいは何がトンネルを出たのかわからない、つまり、作者が、ある人が、読者が、私たちが、あるいは、汽車が、と尋ねなくてはいけなかったと書いています。サイデンスティッカーを悩ませたのは、難解な文章というより、日本語と英語のシステムの違いそのものでした。日本語と英語の根本的な違いとは、日本語は述語中心で、英語は主語中心ということです。つまり、日本語では、「何をした」、「何だ」がセンテンスの基準になります。一方、英語の場合は、「何が何をした」「何が何だ」の「何が」がセンテンスとして欠かすことができません。つまり、主語が大切になります。
英語を話したり、書いたりするときには、必ず、「何が何をした」「何が何だ」という主語と述語(英語の場合、述語は簡単に動詞と考えてもいいでしょう)を忘れないことです。英語では、主語と動詞はラブラブ関係にあり、二つを分けてはいけないと言われています。したがって、英語では代名詞といわれるI、 you、 he、 she、 it、 we、 they という言葉が必須になりますし、日本語では、自称、Pro-predicate (代述語)「です、だ」が必須になります。つまり、英語では主語は省略できないのです。なぜかというと、次の動詞が主語によって形を変えなくてはいけない(コントロールされている)からです。
スリーステップの第一歩は、英語ネイティブの自然な英語をマネて、それをミにつけるのですが、その基本的センテンスは主語と動詞です。
電車でよく聞く、「間も無く京都です。」は、”We will soon arrive at Kyoto.” で、英語の骨格になるセンテンスは “we” という主語と”will soon arrive at Kyoto.” という述語からなっているという骨組みをミに付けることです。そうすると、電車で、「もうすぐよ。」「そろそろね。」というような場合でも、”We are almost there.” “We will get there soon.” “We will arrive there no time.”というような表現ができるようになります。こんな根本的なことはもう知っていると思うかもしれませんが、日本人の書く英語のミスの大半は、まずこの基本的な原則から来ています。つまり、日本語から英語にしないこと。英語のシステムでは、主語と動詞を対で考えること。言い換えれば、英語では、動詞の主語、つまり誰が、あるいは何が動詞の主なのかを表示することが、最初の一歩なのです。
レッスン2:正しい単語の覚え方ー状況と共にー
前回は、「間も無く京都です」と”We will soon arrive at Kyoto.” の違いに注目し、英語の「主語と動詞を対で考える」大切さについて話しましたが、今回は英語と日本語の単語についてアドバイスをします。
レッスン3:チャンクでミにつける
レッスン1では、英語が主語と述語のラブラブ関係にあり、必ず一緒に考えること、レッスン2では、コンテキストの大切さ、つまり単語の意味は状況に依存し、どのような状況でセンテンスが使われるのかということを話しました。今回は、この主語と述語を一つのチャンク(塊)で考えることについてご説明します。英語をミにつけるとは、まさに、このチャンクの組み立て方を習得することだからです。
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